オーダーシャツにイニシャル刺繍を入れてみませんか
- col sagawa
- 5月6日
- 読了時間: 4分
昨年の11月に私の夫が、オーダースーツのお店をオープンいたしました。
告知が遅くなってしまったのですが、col&. のポケットチーフも取り扱いを始めて頂いて
直接お手に取って頂ける機会が出来ました。本当に嬉しく思っております。
お店の名前は「 COGITO TAILORED CLOTHING 」と申します。
横浜の関内駅から徒歩6分、横浜BUNTAI・横浜武道館と大きな建物が立ち並ぶ通りに、ひっそりと佇むビルの2階にあります。
注文服ですので、じっくり対話しながら決められるお客様が多いそう。生地選びは本当に楽しい時間、オーダーならではの醍醐味ですよね。予約制ですが、先ずは下見からお気軽にご予約頂けたらと思います。
また、ご注文頂いたシャツにオプションメニューとしてイニシャル刺繍を承れることになりました。私自身は店頭におりませんが、刺繍のサンプルがございますし、その他刺繍やポケットチーフ等について不明点やご相談等ございましたら、私もお店に居るようにいたしますのでお気軽にお知らせください。
下画像はイニシャル刺繍のサンプルです。
1文字5mm程度の小ささですが、しっかりと立体的に刺繍していますので触るとぷっくり膨らんでいるのが分かります。一番細いミシン糸と同じくらい細い、ドイツ製の糸を使用しているため細かな表現が可能になります。

繊細な作りですが、お洗濯やプレスにも強く耐久性があります。
*高温のアイロンだけご注意ください。
シャツへ刺繍しているところを動画にしてみました^^
シャツへの刺繍を入れる場所は、脇腹・または腕の2箇所を承りしております。
参考:脇腹

参考:腕

カフスや衿にお入れする方も多いと伺ったのですが、現在シャツの縫製後に刺繍をお入れしているため、カフスや衿ですと裏地まで糸が貫通してしまう関係で残念ながらお受けできません。もし、その他ご希望がありましたらお聞かせください。
でも、実はイニシャル刺繍ってどこから始まったのか、、と考えた時、入れる場所は目立つ所ではなく、控えめ所を選びたくなるかもしれません。
私の大切な本の一つ「手仕事にみるヨーロッパの暮らし」というユキ・パリスさんの著書に、イニシャル刺繍などの始まりについて触れられている箇所がありました。昔は洗濯場所が共同であったため、紛失しないように印付けをする必要があったということです。
“ そんな時に紛失を避けたり、またハウスリネンキャビネットに多くのものを畳んで収納するのに管理のための印つけが必要で、このため所有者をしるすイニシャルやモノグラム、管理のためには数字を、刺繍により装飾も兼ねてハウスリネンの隅や縁に入れました。”
参考文献:ユキ・パリス「手仕事にみるヨーロッパの暮らし」文化出版局 2008年
ユキ・パリスさんの本はどれも素敵な本ばかり!
美しいや手仕事と共に、歴史だけでなくその背景も書かれていたりするので、読んでいてその時代の風景が想像できてとても楽しいです。
さて、シャツに入れる刺繍としてはどの位置がベストかという話になるのですが、左胸の下あたりがお勧めとのこと。色もシャツの生地に近いもの、ベストやジャケットを着たら隠れる場所、ということで刺繍は見せるものではなく、飽くまで自分が所有していることを表す印なのかもしれません。
小さくとも自分のイニシャルや好きな数字等を刺繍で入れたら、特別な一着になると思いませんか。オーダーシャツは生地を選ぶだけでも楽しいひと時ですが、イニシャル刺繍が加わることで、グッと愛着が湧くと思います。
画像はアルファベットのサンプルを刺繍しているところです。

*シャツの場合は縫製後に刺繍をお入れしますので刺繍枠は使用しません。
シャツへの刺繍はポケットチーフへイニシャル刺繍を入れ始めた時から、ずっとやりたかったことでしたので、この様な機会を頂けて本当に有難く感謝しています。
一つ一つ丁寧に、心を込めて刺繍いたします。
ぜひこの機会にシャツへ刺繍を入れて、特別な一着を仕立ててみませんか。
贈り物にもお勧めです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
col sagawa
・・・・・・・・・・
ご予約・お問い合わせにつきましては、下記のメール・電話・DMで承りしております。
COGITO TAILORED CLOTHING
神奈川県横浜市中区長者町3丁目8-2 ライトワンビル202号室
木曜定休
mail: cogito.tc@gmail.com
tel:045-273-1192
Comments