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ポケットチーフ・Pont N°2

col&. ポケットチーフ新作のお知らせです。


橋をイメージしてデザインしたポケットチーフ、第二弾。Pont N°2(ポン ニュメロドュゥ)2番目の橋という意味です。チーフの周りを額縁の様にぐるりと刺繍しており、繊細な橋を架けました。第一弾は装飾的な刺繍だったのですが、こちらは逆にデザインを出来るだけ削ぎ落とし、シンプルで繊細な手仕事を感じるポケットチーフに仕立てました。






 



生地はクラシックポケットチーフと同じcol&.の定番ラミー(麻)。白色度の高いベールの様な薄さの生地は上品で、今回のシンプルな刺繍がとても合っていると思います。

上質なスーツに合わせて、繊細な手仕事を感じるチーフを作りたいと思い制作しました。




 



もちろん角も額縁仕上げです。






 





こちらは制作の第一段階。

糸を抜く所からスタートします。この様な細番手の生地から、糸を抜くのは緊張の連続です。引っ掛けたり、切れたりしないように糸を抜いていきます。

私が知っている限りなのですが、この位薄手の生地でこの様な刺繍を見た事がありません。糸を抜く事が大変だからだと思うのですが、それだけに出来上がったポケットチーフは端の部分まで繊細さが宿り、シンプルではありますがスーツをとても魅力的に引き立てると思います。





 




糸を抜いた後は橋のモチーフを刺繍するため、数本ずつ束ねてかがっていきます。本来はその後にハンドロールと言って、ポケットチーフの周囲をくるりと巻きながら縫っていきます。こちらはサンプル制作時の画像でポケットから覗く刺繍のバランスを考える為、チーフ完成品から刺繍をしています。

様々なポケットチーフを制作してきましたが、1番繊細な手仕事かもしれません。

糸を抜く作業そのものは、ポケットチーフ製作時にも生地の字の目を整えてから使用する為、裁断の段階でいつも抜いていました。でも数本、そして正方形に抜くというのは、作業を終えるまで気が抜けず緊張が続きます。それも美しいポケットチーフを仕上げて、スーツにさりげなく華を添えるため。お客様のコーディネートがより素敵なものになりますように願い、制作しています。





 




最後までご覧頂きありがとうございました。


col&. のInstagramでもコーディネート等ご紹介しています。

時々お客様が着用画像をUPして下さる事があり、本当に素敵!なのでStoryでシェアさせて頂いています。(とても感謝しています)そちらもぜひご覧頂けたら嬉しいです。







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