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刺繍素材 #6

更新日:2022年1月27日



昨日のブログで少し触れたのですが、平らな「パイエット」とは異なりこちらは亀甲型のタイプ。フランス語で「キュベット」と呼びます。

また表と裏では色や質感が全く違うのでどちら側でも刺繍することが可能で、時には両面とも出るように刺繍したりと色んな表情が出せるスパンコールです。

通常のスパンコールよりやや厚手でしっかりしている素材なので、スパンコール同士がくっつきにくく刺繍しやすい事も特長の一つです。



 


1本約1000枚のスパンコール。

連なっている様子はうーん、、、何とも表現し難いですが、表側は柔らかい光沢があり美しく裏側はやや紙の様な質感に見えて個性的です。


サイズは4mmです。


ご好評につきこちらのスパンコールは完売いたしました。


 



シーズン毎にビジュアルイメージを決めて刺繍するのですが、画像はその一コマです。

シャンパンベージュのスパンコールが散りばめられているのが見えますでしょうか??

8割表側が見える様に刺していますが立てて刺繍している部分もあるので、少し裏側も見えてより立体的に仕上がるよう意識をして刺繍しました。

オートクチュール刺繍ではリュネビル刺繍のかぎ針(クロシェ)だけでなく、通常の針でももちろん刺繍をします。画像はちょうど針でパーツを留めつけている所です。



 


制作例)


“ col & couture Audace バレッタ ワイン

オートクチュールの刺繍素材プラス革や和紙など異素材をミックスして刺繍を施したバレッタ(髪留め)です。


所々にシャンパンベージュのスパンコールが使われているのがお分かりですか?

オダスというバレッタはデッサンをせず様々な素材を集め、デザインとバランスを見ながら「より大胆に」刺繍をしたものです。バレッタ自体が立体的な特徴があることから、目立ち過ぎずでも表裏二面性のスパンコールはこの刺繍に合っていたのかなと思います。


バレッタの詳細はこちらです。↓



 


お読み下さりありがとうございました。

それでは、また次回に。



オートクチュール刺繍・リュネビル刺繍の素材専門店はこちらです。

是非ご覧下さい。



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