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刺繍素材 #2

更新日:2022年1月27日


今日は アンティークビーズ クリアブルー についてのお話です。


アンティークと言えば何とく価値があるような、、、気がしませんか?

実際の物を手にするまで現代のものと何が違うのかなと思っていた私ですが、手にとってみたら違いが分かりました。


「現代ビーズとアンティークビーズ」


どちらも長所短所がありますが、今日はアンティークビーズの美しい所を中心にお伝えできたらと思います。


*ご好評につきこちらのビーズは完売いたしました。


 



透明感。


空気を含んだような柔らかい色感なのですが、光に当たると瑞々しさと優しい光沢を感じます。この透き通るような輝きはアンティークビーズならではだと思います。

時を経て今ここにあると思うと、まだらな色づきさえも愛しく思います。



 


サイズ。


このビーズは日本サイズで云う特小〜丸小のサイズです。

でも現代のものとは違い、サイズが均等でなくかなりばらつきがあります。

それでは正確に刺繍しづらいのでは?と思われるかもしれませんが、ニュアンスレベルですが刺繍技法により敢えてその方がいい場合もあります。

例えばリュネビル刺繍でランダムにビーズを埋める場合、アンティークの方が丸みを帯びているので綺麗に仕上がると思います。

またビーズの穴も通常のものより小さく、ビーズ針を使用してもなかなか通らないものもあります。



 


仕様。


因みに元々はこんな束です。

何しろ糸がとても脆く引っ張るものなら、パーンと忽ちビーズが散乱してしまうのです。

もうこうなったらパニックです。

特にリュネビル刺繍をされる方にはあるある!かもしれませんね。




 



その大きな束から更に小さな束へ。

この結び目を解くのが一番緊張します。

糸が切れてあまり短くなると、刺繍をする時にボビンへビーズを渡すのに足りなくなり

とても困るからです。その為糸が切れない様に最新の注意を払って、そろりそろり〜と糸を抜くのです。



 


アンティークのビーズは現代のものと違い限りがあるので、刺繍をする時いつもより少し考えます。もう二度と手に入らないのかもしれないと思うと、出来るだけ美しく刺繍をしたいと思ってしまいます。

国や時を超えて自分の手に渡ったことを思うと、ロマンを感じずにはいられません。。。





それでは、また次回に。




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是非ご覧ください。



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